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猿山修の洋食器

 

 

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*こちらの品は生産終了となりました。アーカイブとして掲載しております。

紅茶ソーサー1点のみ在庫ございます。ご興味ありましたら、お問い合わせください。

 

 

“日本の洋食器”

こちらは、そういった意図により生まれた器群です。

日本の食卓になじむように配慮された寸法、また食器を手に持って食事するという日本の文化を考慮した、手にした時の重さと収まり、「手取りの良さ」と言われるポイントですね。また色味も磁器のパキッとした白とは雰囲気の違う暖色系に寄った白の表情。食卓をさっぱりと、でも心地良く彩ってくれそうです。

こういったサイズ、重さ、色の組み合わせにより、スッキリとしていて柔らかさもありながらベタッとしていない、気持ちのよい距離感の器に仕上がっています。

一見してシャープで端正な形でありつつ、思わず手が伸びる親しみやすさも醸しています。そして手に取り、よく見ると全体の佇まいに柔らかさがにじんでいる。その印象はどこからくるのか。そう思わせられるポイントを少しご紹介します。

 

 

 

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肌理の印象に貢献しているのが釉薬のたまりの表情です。
この器は石川県にて作陶されている陶芸家、岡田直人さんの手により、ろくろで手挽きして作られています。それらを釉薬に1つずつくぐらせることで、ろくろの勢いを留めたシャープなラインを釉薬が不均一に包んでいます。つい指先で触ってしまうポイントです。こういった絶妙なゆらぎを内包することで、器との親密感が増す印象があります。

 

 

 

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また、底の高台部分はツメ焼きで仕上げられています。成形後、丸めた粘土の粒をつけた状態で釉掛けをして、焼成した後にその粒を外し、磨いて仕上げます。工程が増えますし、手間もかかる作業です。ただ、こうすると釉薬の掛かる部分が増えるので、接地面への傷もつきにくくなります(見た目もちょっと愛らしかったり)。

このツメ焼きというのは、オランダのデルフト焼きのアンティークの物に見られるディティールであります。古物にも造詣が深い、デザイナーである猿山修さんの配慮と好みがよく現れている箇所です。

 

 

 

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形はとてもプレーンなお皿(プレート1)。そこから少し縁が立ち上がった形状(プレート2)。手にしっかりと収まるボウル、の3種類をご用意しております。直径はボウル/ 100mm〜お皿/ 270mmまでと、サイズも豊富です。それぞれに重ねて収納もできますし、組み合わせても頂けます。
食卓の主役になる頼もしい大きさの器、パスタなどの一品料理、銘々皿、少し寒くなってくれば欲しくなるスープ類、鍋や煮込み料理の取り皿にもよさそうです。様々な料理に役立ちますし、このサイズと色味であれば、お手持ちの食器類、北欧系あるいは和食器とも馴染みます。

大変にさり気なく、だからこそ食卓全体のベースをしっかりと支えてくれます。

 

 

デザイン: 猿山修
制造: 岡田直人
制作: 東屋
生地: 半磁器土
釉薬: 透明釉

 

size: プレート1/ Φ150. x h18.  Φ180. x h21.  Φ210. x h24.  Φ240. x h27.  Φ270. x h30. (mm)

プレート2/ Φ150. x h29.  Φ180. x h35.  Φ210. x h40.  Φ240. x h46. (mm)

ボウル/ Φ100. x h43.  Φ135. x h58.  Φ165. x h70.  Φ198. x h84 (mm)

price: ¥4,000〜¥11,000 +tax. 形状, サイズにより変わってきます, お問合せください.

 

個体差がございますので、サイズは目安となります。発送も承っておりますので、電話メールでお気軽にご質問ください。

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